今や原発事故、核兵器など、それこそ「人類滅亡の危機」を想起させる悪魔的存在と化してしまった原子力エネルギー。しかしそれがもし本質的に「安全、無害」なものであったなら、ほとんど「夢の無限エネルギー」であろう事に異論はないと思われます。そんな中、かつて疑似科学としてイカサマ呼ばわりさえされていた「常温核融合(=安全、無害な核エネルギー)」の研究が、私たちの知らないところで一部の研究者たちによって続けられており、いつの間にか名称も「凝縮系核反応」となって、近年脚光を浴び始めているということを、以下の記事で知りました。
記事はこちら→ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO06252800Z10C16A8000000/?df=2
今更ながら、私自身は40年も前から「将来のエネルギーの中核は安全で無害な原子力しかない」と確信していましたから、その理論と技術の確立を待たずして核エネルギーが現在の様に「悪魔的」に使われてしまったことを、非常に残念に思っていましたので、ここに来てにわかに本来の核エネルギー利用の道筋が見えてきた事を人一倍喜ばしく感じている次第です。
因みにこの研究の一環として、そこには「放射性廃棄物の無害化」も含まれているとのことですから、進捗次第では将来「原発の事故処理や廃炉の問題を一気に解決してくれる」可能性さえ見えてくる訳で、今後もっとも期待される分野と思われます。
にも関わらず、テレビ、新聞など大手メディアで大々的に取り上げられないことは不思議でなりません。やはりそこにも「原発利権」が絡んでいるのだとすれば、それ自体信じ難いほど愚かな選択と言わざるを得ません。(本来であれば国を挙げて取り組むべき研究分野ではないでしょうか。)
本当に世の中には「地球や世界や日本の将来のことなんかどうでもよく、今の自分さえ良ければいい」という人たちが存在するんだという驚きと実感が偽らざる気持ちです。(これは例えば医療や食料(食品)分野などでも同じことが言えそうです。)
このような本質的な「価値観や判断の誤り」は、単純に「(身内の一部を含めた)自己を中心とした世界観」によって生じてくることが判っています。
つまり「自己を中心とした世界観」自体が誤りということです。何故ならそれは「人間性の否定」と同義だからです。そして人間性を否定した人間たちは、不思議と自然の法則や宇宙の法則をも無視する方向に進もうとします。それを称して「アンバランスな人間」と言います。何故なら自然や宇宙はバランスで成り立っているからです。