当ブログではこのところ年末から年始にかけて「今年は○○の年」という内容の記事を書かせて頂いています。因みに2016年は「変動、変化の年」であり、2017年は「瓦解、崩壊の年」でありました。
例えばこの「瓦解、崩壊」がどういうものであったのかについては、既に「本年すでに瓦解、崩壊したもの」という過去記事の中で触れさせて頂いていますが、改めて以下に再掲します。
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○ 安倍晋三の「日本の強いリーダー像」は、森友・加計問題を機に瓦解、崩壊しました。
○ 森友問題によって政権がゴリ押しする「愛国教育浸透政策」の実態が暴かれ、瓦解、崩壊しました。
○ 閣僚、議員らの相次ぐ暴言、失言により「国民政党」自民党の虚構が明らかとなり、瓦解、崩壊しました。
○ 連立与党による「戦争法案強硬採決」により、公明党の党是「平和と福祉」が瓦解、崩壊しました。
○ 政権に忖度する実態が明らかとなり、NHKを始めとするマスコミの信頼性が瓦解、崩壊しました。
○ 大手企業による「不正、改ざん」が次々と明らかにされ、「日本ブランド」の信頼性が瓦解、崩壊しました。
○ 2020年東京五輪誘致をめぐる賄賂の実態が暴かれ、五輪開催の整合性が瓦解、崩壊しました。
○ 小池百合子と「都民ファースト」「希望の党」の虚構が暴かれ、存在感が瓦解、崩壊しました。
○ 「日馬富士暴行事件」に端を発し、相撲界の内情が暴露されると共に瓦解、崩壊が始まりました。
主だったものだけでもこれだけ有ります。(細かいものまで挙げると切りが有りません。)
これらの特徴はすべて「建前と中身が異なり、すでに実質的に虚構化、空洞化していたもの」というもので、要は「今まではそれで通用したが、これからは通らない」ことを暗示する結果と見て良いでしょう。
また、こうした人々は概して「往生際」が悪く、沈没船で言えば「舳先やマストの先端にしがみついてでもその場に固執する人々」のように思え、そのため私たちは今後幾つもの「見苦しい有様」を目にしなければならないかも知れません。
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ということですが、この中の後半部分にある《こうした人々は概して「往生際」が悪く、沈没船で言えば「舳先やマストの先端にしがみついてでもその場に固執する人々」のように思え、そのため私たちは今後幾つもの「見苦しい有様」を目にしなければならないかも知れません。》という部分が、そのまま今後の課題に大きく関わってくるものと思われます。
これは普通に考えても当たり前の事で、何となれば、この人たちにとってはまさしく「存亡の危機」に相違無く、それこそ「どんな手を使っても切り抜けて生き延びたい」と考えるのは極めて自然の事と言えます。これは国際情勢然り、国内事情然りであって、世界はやがて或る時期「それ一色」で染まることになるでしょう。
つまり私たちは今後、体外的には「既に(論理的)根拠が崩壊した時点でとっくに立場を失っているはずの多くの開き直った人々」との暫しの対峙を余儀なくされる事になり、また個々のレベルでは「(自滅要因である)自己執着との対峙」を余儀なくされる事となるでしょう。
その際最も重要なことは、何れの場合も「一歩も引かない」ということです。