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私たちはいつも「何かに加担」している。
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    これも当たり前のことで、私たちの日々の生き方や考え方、立ち居振る舞いの一つひとつが、(たとえ自意識が希薄であっても)客観的に見ればれっきとした「自己表現」でしか有りません。ただそこには、人によって表現の「強弱」があるに過ぎません。

     

    例えば、当ブログでも何回か取り上げていますが、現政権発足以来(不当な圧力や利権絡みによる)「公共放送NHK」の偏向振りは目に余るものが有り、今や国民生活を危機に陥れ兼ねないレベルに達していると言っても過言では有りませんが、その時点で「NHKを見ない、信じない」という人がいるかと思えば、未だに「(公共放送だから)NHKの言ってることが本当だ」とばかりに「NHKを信じて疑わない」というNHKファンもいるでしょう。

     

    しかし、こと「森友学園問題」の扱いなどに露骨に表れている様に(姑息な情報操作を積み重ねる事で)現在のNHKが極端な「政権擁護」の偏向振りを示していることは、実際誰の目にも明らかとなっています。(これはNHK単体では無く、可能な限りのテレビ局や他のメディアも同時に見比べてみる事で、より鮮明化します。)

    にも関わらず、依然としてNHKを支持し続け、そこで提供される情報を鵜呑みにし続けるという時点で、その人は「(NHKを媒介として)現政権を支持する態度を社会的に表明している」ことになります。それは言い換えれば「現政権の補完勢力の一員」にされているということです。

     

    これはほんの一例を挙げたまでで、ただ「テレビ(番組)を見るか見ないか」という、極めて日常的でプライベートな事柄であっても、私たちはそこで「社会に向けた自己表現」を無意識無感覚に行なっているという事ですから、一日を通して見ればそこでは数限りない潜在的な意思表示(=支持=加担)が行われているということになります。

    つまり私たち国民は「直接的な行動」をしていないから「加担していない」というのは体の良い「錯覚」に過ぎず、場合によっては「何もしない、何も言わない」ことを以ってさえ、それが「何らかの(消極的な)加担」であることは間違い有りません。

     

    私が敢えて申し上げたいのは「後で泣き言をいうのは、やめて欲しい」ということです。おそらくそれらは「自分は知らなかったし、まったく関わってもいない。完全な被害者だ」というようなことだと思いますが、子どもであれば確かにそうでしょうが、大人の場合それは「無し」です。何故なら「知る機会は幾らも有ったし、判断の材料も猶予も十分有った」からで、唯一後悔する原因が有るとすれば「損得勘定を誤った」ことぐらいでしょうか。

     

    話は変わりますが、私は自分の父母が「先の戦争」について多くを語ろうとしなかった理由は、最低限「加担したこと」を認めるだけの知性と良心を有していたためだと今でも思っています。(それ故、私は絶対に加担するまいと心に誓っています。)

    何れにしても、国内状況も世界情勢も、もはや予断を許さない緊迫感と危機的状況に満ちています。そうした中で今、正しいと信じる方向に「加担」しておかないと、その人は後でしっかり後悔する事になると思います。

    | 青少年の味方の人 | NHK・マスコミ | 10:29 | comments(0) | - |
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