※本日の内容は極めて霊的に付き、信じるか否かは皆さんの自由であって、押し付けは致しません。
私たちの社会は現在多くの問題を抱えており、課題が山積しています。もちろんそうした「問題意識」の持ち方には(その人の視点、視野、立場などに応じて)個人差が有りますが、それが国際問題であれ、国内問題、地域社会、はたまた職場、学校、家庭内の問題であれ、(問題解決のために)私たち一個人がまず取り組むべきは「自らの霊魂を向上させること」であることに変わりは有りません。
その理由の一つとしては、霊魂の価値が低い(=霊層段階が低い)と、霊界由来の「智慧、勇気、愛、情(なさけ)」から構成されるところの人間力が不十分な状態のため、本来在るべき力を発揮し得ないという事態が発生します。前向きなアイデアや考え方が持てず、物事に行き詰まりを感じるのはそのためで、この状態が続くとやがて悪循環が発生し、更には自滅スパイラルに陥ることになるでしょう。
となれば、この状態で事の次第に右往左往しても余り意味はなく、それよりもまず霊層を上げて「本来の力を取り戻すことに専念する」のが理に適っていると言えます。
「霊魂の向上」を再優先とするもう一つの理由は、そうすることが現存する多くの霊魂に霊界経由で反映し、影響を及ぼすことで、結果的に自らの意思や志に対して多くの「霊的協力」を得られる様になるからです。無論その中には「人」も含まれます。何故なら「人」は元々霊魂と肉体が合体したものだからです。
このように「一人の人間が霊的に向上する(=霊層が上がる)」ということは、霊的に非常に意味を持ち、非常に大きな出来事であるということです。
もちろん「向上の度合い」が上がれば上がるほど、その霊的反映の効果も飛躍的に高くなります。(それらは宗教的には「徳」として解釈されるものですが、メカニズムの詳細はここでは割愛します。)
霊魂には先天的資質の部分や因縁上の細かい差異も有って、そのため霊的向上の際の影響力や影響範囲はそれぞれに異なりますが、一人の人間の霊的向上によって、少なくとも(因縁を有する)数百体もの霊魂が影響を受けるのは間違いなく、それは私たちの持つ「先祖、祖先、先代」などのイメージを遥かに凌駕する数となります。(影響力の多大な霊魂に於いては、その数は(因縁上)数百万体に及ぶでしょう。)
但し、霊魂が下向(げこう)すれば、当然「同じだけの負の影響」が発生することを忘れてはなりません。(運命上の)負の連鎖の殆どが、こうした本来の霊的協力関係を自ら破壊し、消失させてしまうことによるというのも、また動かし難い事実なのです。