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「覚り(さとり)」とは何か
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    これはよく「覚りの境地」とか「覚りを開く」などと用いられ、特定の宗教的環境のもとで「到達」を意味する言葉として、私たちいわゆる「衆生の者」とは無縁の「隔絶された世界」のようなイメージを持たれますが、これは大きな誤りと言わざるを得ません。

    「覚り」に関する過去記事はこちら→ http://blg-hal-kursk.jugem.jp/?search=%B3%D0%A4%EA

     

    因みにここで言う「覚り」とは「覚醒(=目覚め)」という意味を含んでいるため、単に「悟る(=察する)」という意味での「悟り」と区別しています。では「覚醒」とはどういう意味かと言うと、それは「(元々持っている)人間本来の(有るべき)能力を発揮し、人間本来の(有るべき)姿に立ち帰る、或いは立ち至る」ということで、早い話が「寝てる場合じゃないぞ、起きろ!」ということです。(まさにそういうタイトルの小冊子を配布しつつ啓蒙に勤しむ宗教団体等も有りますが、何が根拠や手引きとされているかによってその主旨や内容も変わってくるでしょう。)

     

     

    このように「覚り」という概念は、元々優れていた私たち個々の人間が何らかの事情で前後不覚の危機的な状況に陥ってしまい、それではマズいとして「自らの本来(の能力と生き方)を取り戻す」イメージと言って良いと思いますが、ここで生ずる幾つかの疑問に「霊的」に答えてみたいと思います。

    ○ まず「マズい」とは、どのくらいマズいのか?それは「霊魂本体が消滅する」くらいマズいということ。

    ○ 「自らの本来」とはどういうものか?それは「霊魂誕生時の霊層段階(=天国霊層)」のこと。

    ○ 何故「前後不覚状態」に陥っているのか?人間として生まれ変わるたび「霊的慢心と怠慢」を繰り返した結果。

    これらのことは、もちろん「目に見えず記憶にも無い話」ですから、信じるか否かは全くの自由ですが、ただそれとは別に「信じた方が得か損か」という論理的考察は可能だと思います。

     

    以上のことから解るのは、「覚り」とは「特定の到達点」を指すと言うより、霊魂誕生時の霊層段階とのトル、つまり差を詰めていくアプローチ全体を指す言葉だということです。ですから例え一段でも霊層が上がればそれも「覚り」には違い有りませんが、感覚的に「節目」と感じられる段階が有るのも確かですので、それを以って「一つの覚り」とすることに特に異論は有りません。ただ「そこで終わる訳では無い」というところがポイントです。

     

    何れにしても人間は「霊魂の向上」によって、それまでどうして良いか判らなかった事が判るようになり、また今まで気付かなかった間違いにも気付くようになるものです。そうしたことは単なる「職業訓練」などとは別次元の「人間力」によって実現され、霊的には「本来持っている力」が発揮されることを意味します。

    これらの力は段階的に「開眼」される形で徐々に高められて行き、ある時点では殆ど瞬時に物事の見極めが付き、瞬時に判断可能な状態となります。

     

    こうした経過を振り返ると、「覚り(=霊魂の向上)」の道のりに於いては最初が最も辛く苦しく、徐々に弾みが付く(=判る)に従ってだんだん楽になって行くものであることが解ると思います。つまり最初の段階に於ける「的確なサポート」が非常に重要ということですが、現社会でいったいどれ程の人々がそうした関係を得ることが出来るか、甚だ疑問では有ります。

     

    結論として「覚り(=霊的向上)」は(自らの幸福を願う限りは)万人が目指すべきものであって、取り分け政治家を初め、社会でリーダーシップを担う立場にある人々こそが、真っ先に覚るべきであるのは言うまでも無いことです。というよりそういう立場に就く人の審査基準に「人間力」が問われることを常識とする時代が、遠からず必ず来ると思います。何故なら真っ当な社会を築く方法は、(初めから)それしか無いのですから。

    | 青少年の味方の人 | 霊的考察 | 08:24 | comments(0) | - |
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