2018.02.19 Monday
右も左もオリンピックの話で持ち切りって?
オリンピックのような大きなイベントが開催される際にいつも感じることだが、期間中テレビではニュースもワイドショーも朝から晩までほぼその話題一色になる。その間政治も社会も国際情勢もその活動を停止して、あたかも世の中では(オリンピック以外)何事も起きていない様な錯覚に陥りそうになるが無論そんなことはなく、普段と変わらず事件や事故が起こり続け、不正や犯罪が行われ続け、人が死んだり傷ついたりし続けているに違いない。にも関わらずマスコミが一方的にそれらを報じることを控え、人々の意識が殊更オリンピック一辺倒となるよう画策しているに過ぎない。つまり日本国内や地球のどこかで人々が非業の死を遂げる事は「オリンピック選手がメダルを取ることよりも遥かに価値が低い」と言われているようなものだ。
こうして感動や感嘆のツボを履き違えた「薄っぺらな人間」が量産されてきた事がよく解る。
だが幸いにして、それも間もなく終わるだろう。