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「説得力=包容力(寛容さ)」のことです。
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    「説得」とは自説に対して他人が「受け入れる気持ち」になってくれることであって、健全な社会、確かな人間関係を構築していく上で大変重要な意味を持つ局面と考えられます。これはもちろん、威圧的な態度で大きな声を上げて強い口調で主張を繰り返せば良いというものでは有りません。(そんなことをすれば必ず先方の内心の反発を招く事になります。)

    また「説得」は商取引の様に「相応の(物理的な)対価を払って成立」するような場面にはおそらく無縁のものでしょう。(その場合は「取引に見合う対価」そのものが説得力と言えます。)

     

    「説得」とは元々「利害損得に対する認識」の異なる者同士の間に於いて「認識そのものの距離を縮める」作業と言って良いと思います。人と人との関係性は最終的には「理解(=認識)の共有」が望ましいのですが、互いの置かれた立場や環境の違い、更にはそれぞれに異なる文化的背景を持つことなどから、中々容易ではないはずです。しかしその解決に「力関係」を持ち込むことは全く正しく有りません。何故なら、そうした「論理的に未解決の問題」は必ず双方に強い不信感や不満感をもたらすものだからです。

     

    繰り返しますが「説得とは理解(=認識)の共有による論理的解決のための努力」なのですから、そのように理解出来ると何をどうすれば良いのか、何が必要なのかは自ずと見えてきます。

    利害損得の異なる相手と認識を共有したいのであれば、ひたすら「寛容」であるべきです。寛容とは広い心を以って相手を受け入れることですから、その時点で当然相手方の「利害損得」も受け入れることになります。

    つまり「説得」の基本は、こちらの主張を差し控えて相手方の「利害損得」をいち早く受け入れることに有ります。

     

    そこで「ではこちら側の主張はどうなってしまうのか」という疑問が生ずるのも、もっともだと思いますが、そもそも「利害損得」の問題は多くの場合、主張すべき主旨(=理念)そのものではなく、謂わば主題に到達する手前の障害物のような意味合いのものです。(例えば「戦争は反対だが軍需産業に従事している人々の生活はどうするのか」のような話です。)

    そこでどれだけ相手の諸事情に譲歩したとしても、それは「相手になるべく窮屈な思いをさせない」ための配慮であって、些(いささ)かもこちらの「理念」を曲げたことにはなりません。

     

    では反対に「寛容さ」を示そうとする事で、自分側が逆に「窮屈な思い」を強いられるのかと懸念を持たれる事も有るでしょうが、実はそれも正しく有りません。何故なら相手方に対してこちらがどれだけ「譲歩」出来るかという数値に絶対的な基準など無く、それは個々の「包容力(キャパシティ)」の問題だからです。その意味ではキャパシティの大きい人ほどあらゆる局面に於いて「余裕で譲歩」出来ることになり、それはつまり「説得」のために(譲歩に拠る)相応の損失を被ったとしても(人に依っては)「痛くも痒くもない」ことさえ有り得ることを意味します。

     

    豊かな包容力や人としての寛容さは当然ながら「一朝一夕」に身に付けられるものでは有りませんが、一般的には人間関係に於ける困難な状況や課題を真っ当に克服してきた数だけ、自然に身に付くものと考えて良いでしょう。そうした人としての進歩、向上の第一歩はまず、目の前の人間関係に対して「自分のリミットぎりぎりまで全力を尽くす」ことによってのみ踏み出す事が可能となるでしょう。(キャパシティが小さい内は余裕が持てないのも当然です。)

     

    「説得」とは人間関係全般のひとつの局面に過ぎません。そもそも人間関係の基本が「相手に先んじて相手を受け入れること」なのですから「説得力」も当然その延長線上に有るものです。それは特別な技術や業の話ではなく、「まず相手を受け入れるから相手にも受け入れられる」という物の道理に従って理解されるべきものです。

    | 青少年の味方の人 | 人格・人間形成 | 08:15 | comments(0) | - |









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