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「勝利至上主義」からの離脱
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    以前に「あらゆる事件は全て繋がっている?」というタイトルの記事で「競争社会が如何に人と社会を破壊しているか」について申し述べたが、改めてその事を強調しておきたい。というのも昨今次々に露見する政界、財界に於ける数々の(隠蔽、改ざん、捏造等の)不祥事から大学のアメリカンフットボール部に於ける「有り得ない反則行為」までに至る全てが、競争社会に於ける「(身勝手極まりない)勝利至上主義」に基づいている事は異論の余地が無いからだ。

     

    その根底には最早「勝つためには何でもやる(=何をしても良い)」「勝ちたいならそっちもやれば良い」という無味乾燥なお定まりの話しかない。いわゆる「弱肉強食」と言いたいのだろうが、何度も言うように自然界には「全体のバランスを無視」するような弱肉強食は存在し得ない。何故ならそれをすれば自然界自体が崩壊をきたし、自身も生存出来なくなることは自明の理だからだ。

    つまりそんな愚かな事を望んだり行なったりするのは人間だけであり、案の定それ故「人間性の失墜=社会の崩壊という破滅の危機」に瀕している。

     

    話は変わるが、最近小学5年生70人を対象に「この格言を知っているか」というアンケート調査する機会を得た。結果は以下の通りだ。

     

    「出る杭は打たれる」=全員知らない

    「能ある鷹は爪を隠す」=七割以上が知っている

    「実るほど頭を垂れる稲穂かな」=ほとんどが知らない

     

    つまり多くの子どもたちが競争社会の中で「出る杭(=突出)」することを望んでおり、戦略的には「爪(=手の内)を隠す」必要性も理解しているが、本質的に自らの能力や功績を社会に還元していく思いは乏しい(=独り占め)という事とも読み取れる。

     

    こうした教育上の弊害をも含めて「勝利至上主義」から即刻離脱すべきだ。

    | 青少年の味方の人 | 日本社会 | 09:44 | comments(0) | - |









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