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「純粋な人」というキーワードについて
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    「純粋」という言葉を心に対して用いれば、「心がきれい」「心に穢れ(=汚れ)がない」という意味になると思います。そしてその事自体はとても良いことに違い有りません。ところが一方では「純粋であること」自体が悩みや苦しみの原因にもなっているようです。それはなぜでしょうか?

    まずひとつには「感じ方や考え方がほかの人と違っていて孤立感を持ちやすい」ということが有るかも知れません。
    また、「ちょっとしたことでもほかの人より強く感じてしまいダメージを受けやすい」とも言えます。
    更には「他人の心がきたなく醜(みにく)く思えてしまい、だんだん人を避けるようになる」ということも有り得ます。

    これらの苦しみの要因は「純粋が少数派」ということにあります。単純に「社会はみんなと違うと生き辛(づら)い」ものです。なぜなら気持ちの上でモノにいちいち引っ掛かっていると疲れてしまうからで、出来ればスンナリ行きたいという気持ちは誰しも同じだと思います。
    このような日常的な「疲労(ひろう)感、消耗(しょうもう)感」が「純粋な人」にとっての大きな障害となります。

    ところで「赤ちゃんはみんな純粋」です。それがなぜ成長の過程で多くの人たちが不純とは言わないまでも「純粋ではなくなっていく」のでしょうか?
    それは親を初めとする大人たちとの関わりの中で、「妥協(だきょう)と洗脳(せんのう)」がくり返し行われるからだと思います。それは決して悪気があってのことではないのでしょうが、とにかく大人たちのイメージの中での「生きやすさ」を子どもに身に付けさせようという狙いがあっての事ではないでしょうか。つまり「赤ちゃんのように純粋のままでは生きにくい」と考えられているということです。

    なぜ「純粋だと生きにくい」とされてしまうかというと、今の社会の大本(おおもと)が「競争原理」で作られていることに関係していると思われます。競争とは「勝ち負け」や「優劣」のことです。競争の「争」は戦争の「争」と同じで「人と争う」ことです。とにかく「自由に競争できること」が社会の多くの人の「やる気」にとって必要とのことらしいのですが、それが本当に正しい考え方かどうか、もっと別の良い方法があるかどうかについては、現在はあまり問題にされていないようです。(だからといって問題がまったく無いわけではなく、むしろ課題は多いと言えます。)
    ただはっきり言えることは、「純粋な人は他人との競争には不向き」だということでしょう。

    話が長くなるので、最後に「純粋な人が今の社会で楽しく生きられる方法」について考えて見ることにしましょう。
    まずしっかりとした「大きな目的」を持つことです。それは「大きな夢」であっても構いません。自分の力で実現可能かどうかもあまり関係有りません。とにかく「純粋であることを活かす事のできる目的」が必要です。

    次に「みんなの役に立つ自分」をイメージして、そのための備えをしましょう。これももちろん「純粋な人にしか考え付かないし、できないこと」でなければなりません。たぶん出番はそんなに多くないかも知れませんが、その意味では「消防士さん」だって同じです。むしろ出番は無い方がいいけれど、備えは必要ということで良いのではないでしょうか。(但し出番は必ず有ります。多くの人が赤ちゃんの笑顔で救われるように)

    そして最後に、「相手の悪い部分を悲しむ」のではなく、「相手の良い部分を引き出してあげられない自分の力不足を悲しむ」ようにしましょう。

    これらのことは「社会や他人と心でつながっているために絶対に必要なこと」です。そして「何事も心がつながっていれば苦痛とはならない」ことを証明する良い機会でもあります。ぜひ試してみてください。
    | 青少年の味方の人 | 大人になるための大事なこと | 11:03 | comments(0) | - |









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