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「優劣」と「平等」の関係
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    人には「優劣」が有ります。それは単純に「能力差」が有るということで、まずそれは認めなければなりません。(但し、悪知恵や他人に危害を及ぼす類の能力の話は除外します。)そしてその「能力」が社会的に有用性が高いと認められるほど、「その能力の持ち主」は、社会で重用(ちょうよう)されるため、自ずと社会的に優位(=有利)な地位や立場が得られることとなり、それと同時に経済的にも厚遇されることとなります。そしてそれらは全て「能力があればこそ」の当然の結果と理解されることとなります。

     

    ところで一見正しい事が書いてある様に見える上の文章の内、実際に正しいのは「青字」の部分だけで、それに続く「赤字」部分は、すべて間違っています。何故なら「自由主義、民主主義、資本主義」などのお題目のもとに「自由競争」によって「能力別の仕分け」が行われた結果、「良い思い」をするのは10%にも満たない人々だけで、90%以上の人々は「能力がないので仕方がない」という卑屈な思いと、ひっ迫した暮らし向き、やり場の無い不満や憤りを安値の娯楽や酒で誤魔化しながら生きるしかないというのが現状だからです。

    これらの人たちは「自由」とか「民主」とかといった「耳触りの良い響き」に誤魔化されて、あたかも現状の「人間仕分けシステム」を自分たちの意思で勝ち取った権利か何かの様に勘違いしているに違い有りません。だから「勝ち組、負け組」などという侮辱的な言葉を自ら用いて「しょうがないよ」などと変に納得しているのです。

     

    この際言っておきますが、「自由主義」も「自由競争という社会システム」も、私たち民衆が望んだものでは無く、「権力者たち」が統治に都合の良い仕組みとして社会にもたらしたものです。何故そう言えるかというと、もし私が権力者であったなら、必ずそうするであろうからです。

    嘗ての様に社会が「階級制度」で成り立っていて、頂点に国王や皇帝のような「絶対君主」が君臨している限り、社会に内在する不満はすべて「絶対君主」や「権力構造」そのものに向けられ、それらは当然批判や攻撃の対象となります。しかし、表向き「国民主権」とすることで、それらの不満は「国民自身が負うべきもの」とされ、批判や攻撃さえも(うまくやれば)「国民相互の対立軸」として処理されます。つまり「権力者たち」は、一般人の振りをして「裏で糸を引いていれば良い」ということです。(その実質が権力支配である事に何ら変わりは有りません。)

     

    では「自由主義」でなければ「何主義」が良いかと言えば、社会であるからには「みんなで良くなろう」ということであれば、(厳密には理想型は有るにしろ)取り敢えずは何でも良いと思います。実際「社会の良し悪し」は「主義の問題ではなく思想(=人間性)の問題」だからです。例えば「封建制度」のもとでも「君主が名君」であれば、その社会は「良い社会」です。

     

    何れにせよ、今の社会の様に「優劣や能力差」が富の分配に直結するような考え方や仕組みは異常です。それも10段階以上のなだらかな曲線を持つ評価ならまだしも、狭き門を設定しておいて「優か劣の2段階」しかないような分け方をされれば、「どんな不正をしてでも喰い込んでやろう」とする人間が現れたとしても不思議では有りません。このような社会は「少数のエゴのために大多数が犠牲になる」という最も悪いパターンです。(不思議な事に今の日本人はこの仕組みを受け入れています。)

     

    そもそも人が集まって社会を形成する目的とは、それによって個々が「より生き易くなる」からに相違無く、だとすれば、すべての人に「生き易さを実感出来るだけの配分」が為されなければなりません。そのためには「偏りの無い平等な配分」がもっとも合理的で、目的を達成しやすいに決まっています。「能力給」云々の話は、あくまでも当初の社会目的が十分に達成された後に「余剰分をどうするか」と言うなら、まだわからないでも有りませんが、現実に社会の中に困っている人がいる中で言うべきことでは有りません。

    実は「そのような冷酷な感覚」を排除するだけで、社会はものすごく良くなるものです。

     

    ということで、人間の「優劣」とは社会の平等性を何ら損なうものでは無いということです。逆に平等性を損なわせるような話は、すべてインチキだと思って良いでしょう。

    | 青少年の味方の人 | 大人向けの大事なお話 | 11:16 | comments(0) | - |









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