霊層段階が相当に高度であれば、ほぼ霊界とシンクロ出来るようになり盤石と言えますが、そうでなくとも人的なアクシデントによって被る不利益や被害を未然に防ぐ事は十分に可能です。何故なら、相手との関わり方や問題の対処の仕方を誤るのは「判断を誤る」からで、その判断を誤る理由は「相手の事が分からない」からです。
ところが「霊層」を相手より上げれば、(例え心の問題であっても)物理的に「上から見下ろしている」のと同じ様に「相手の事を見通している」ことになります。つまり相手の裏も表も本音も建前も関係なく、そのまま理解出来るということです。
そして「霊層」を上げる事のもうひとつのメリットは、(心の負荷が減る分)非常に高い回転数で心が働くという事です。これは場合に依っては相手の数倍〜数十倍に達する事さえ有りますので、そうなると相手の動きの一つ一つがスローモーションさながらに、手に取るように分かるようになります。
もちろん自分の動作が相手より物理的に高速になる訳では有りませんが、人間は常に心の決定が先行し動作がそれに続く訳ですから、それで十分相手の動きに対して先手を打つことが可能となるのです。
人間は常日頃、よほどの事が無い限り、自分を「のろま」などとは思わないと思いますが、いざ、自分が「霊層」を上げて見ると、それまで如何に自分が「のろま」であったかを痛感する事になると思います。本当にそれほど違うものなのです。
但し「霊層を上げる」という事自体は「自分が危険を回避する目的」として達成されるものでは有りません。それは人間としての義務でもある「心の成長」の結果であって、その目的は(次世代の人々も踏まえて)「みんなが幸福になるため自分の今出来る責任を果たす」というものでなければなりません。
その結果として、或いはその手段、方法のひとつとして、「人的トラブルやアクシデントの素を的確に察知し、それらを未然に防ぐ」能力が備わるものと考えるのが正しい認識です。
因みに「人的アクシデント」の中には「戦争」なども含まれます。その意味でも世界の指導者たちが「霊層を上げて問題解決に取り組まれる」事を念じて止みません。