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「誰も信じるな」と教わる子どもたち
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    これまでにも世の中では私たちに「人を信じることを躊躇(ためら)わせる」ような出来事が数多く起こって来ました。「振り込め詐欺」などはその典型とも言えますし、現職の警察官や教師などが「立場上の社会的信頼」を逆手に取って行なう悪質な犯罪も後を絶ちません。

     

    そのような流れの中で、子どもを守るべき「小学校の保護者会会長が容疑者」というニュースを聞かされて、世の中の人々は何と思うのでしょうか。「ああ、やっぱり人を信用しちゃいけないんだ」と改めて悟らされた、とでも言いたいのでしょうか。もちろん安易にそう結論付けるのも自由かも知れませんが、社会の人々の大勢ががその方向に流れた時に、社会がいったいどういうことになるのかだけは知っておく必要が有ると思います。

    その理由は、結果を見て後で「こんなはずじゃなかった」などと騒がなくても済むようにです。

     

    私は「他人の言葉や考えをむやみに受け入れない」事と「人を疑って掛かる」事は(似ている様で)別の事だと思っています。それは「いつも人の身になって考える習慣」を持って暮らしていれば容易に理解出来ます。

    例えば「商売をしている人」の身になって物事を考えれば、その人が目の前の客に「何とか少しでも多く買ってもらおう」と思うのは当然の事です。そしてそのためには客である私のことを「親身になって考えてくれている」と印象付けようとするのも当然の事です。そういう人の言葉は大概「私のことを心配して購入を勧めてくれている」様に聞こえますが、それもまた当然の事です。その時点でこの「商売人」の人には何の落ち度も有りませんし悪意も有りません。つまり「信用して良い」のです。

     

    但し、私が相手に勧められた商品を買うか買わないかは、それとはまったく別問題です。

    どういうことかと言うと、商売人の人が商品を私に勧める理由自体があくまでも「一般論」の枠内に於いてのものであって、何故ならその人は私のプライベートな事情を話の内容に反映させ得るだけの十分な情報を持ち得ないからです。

    しかし私の方では相手の話す「一般論」に「自分しか知らない個人的事情」を掛け合わせたものを判断材料にする訳ですから、相手や相手の話を何ら疑う必要もなく「要らない」と言うことが出来ます。

     

    例えば「これはお買い得ですよ!」というお勧めも「一般論としてそうだ」という話であって、それが必ずしもこちらの「個人的な事情」と合致するとは限らないのです。言い換えれば「欲をかいて騙される」とは、この「一般論」に振り回されてプライベートを軽視することで起こります。つまり「無い袖は振れない」はずなのに、袖が有るように錯覚するということです。

     

    ここで最初の話に戻りますが、社会のみんながお互いに「誰も信じられない」ということになれば、一人一人が孤立します。そういう人々が頼るものと言えば、いよいよ公的な「社会システム」だけになってしまいます。

    それら既存のシステムが一人一人を完璧にサポートしてくれるのなら、それも有りかも知れませんが、それは警察に「私個人を100%護って下さい」と言っているのと同じで、現実には有り得ません。

    つまり「誰も信じられない」先には、孤立感漂うスカスカの世界が広がっているということです。そこから逃れるにはバーチャル世界に身を委ねるしかありません。それとも全部ロボットにお任せしますか?

     

    何れにせよ「誰も信じるな」という教育は間違いだと思います。

    | 青少年の味方の人 | 大人向けの大事なお話 | 17:26 | comments(0) | - |









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